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姿勢調整とは

姿勢調整とは、姿勢療法の中でも特に手技で行う療法のことで、その手技は非常に繊細な技術力が求められます。

姿勢療法の概要

姿勢の歪みに起因して発生する運動機能障害や健康に及ぼす悪影響を予防または改善するための専門療法を指します。地球の重力に対する人体の重心調整機能(抗重力場機能)を利用した診断を特徴とし、手技調整(姿勢調整法)やストレッチ、エクササイズなどによって姿勢を正す手法を用います。

姿勢療法の特徴

姿勢科学では、生活環境や癖が姿勢を歪ませ、その結果として障害が発生すると考えられています。

他の手技療法との相違点

ほとんどの手技療法は、障害や症状に対処して診断を行いますが、姿勢療法は姿勢の改善を目的として診断を行います。具体的な例として、代表的な手技療法との相違点を以下に示します。

<カイロプラクティック>
固定された関節を動かすことで神経伝達機能を回復させる療法

<マッサージ>
委縮した筋肉を緩めることで血流を回復させる療法

<姿勢療法>
固定されていない関節が滑らかに動くよう運動性を促進し、低下した筋肉のアクチュエーター機能を向上させることで、人体の抗重力場機能を最大限に発揮できる状態に導く療法

姿勢療法の展望

姿勢療法は、医療と健康法の中間に位置する、いわば『健康医療』であり、社会一般的には『予防医学』という位置づけになります。現状の医療制度では、不調を訴える者(疾病に至っていない者)であっても、疾病を抱える者と同様に医療を受けるしかありません。しかし本来、疾病に至っていない者には、厳密には医療ではなく疾病に至ることを防ぐための予防が必要です。姿勢療法はまさに、疾病に至っていない者が対象であり、姿勢を正すことで不調の原因を取り除き、健康な状態を維持することで予防する、それを目的とした療法です。姿勢療法は、これから超高齢化社会を迎える日本において、予防医学の観点から、非常に重要な役割を担う可能性を秘めていると考えられています。→姿勢療法